くさがみのたくらみ

継続は信頼ナリ(by コロ助)

【 Day 29 】走。サブ3.5達成👍(非公式)

【 サブ3への道(仮)】

  • ランニング 14 Days ← New!

(Today 42km , Total 227km)

  • コアトレ15 Days

 

先週の土曜日、前回の宣言通り、覚悟を決めて(笑)自主練フルマラソンを走りました。

場所は熊谷の運動公園。

公園の敷地内に一周4.3kmのジョギングコースがあって、さらに地面がタータン仕様という素晴らしいコース。

ここはランナーの桃源郷か!とワクワクが止まりませんでした。

f:id:kusagami:20180429095513j:imagef:id:kusagami:20180429095520j:imagef:id:kusagami:20180429102033j:imagef:id:kusagami:20180429102047j:image

ただし。

1つトラップ(?)がありまして。

ロングコース(4.3km)は道路を横断するので、坂を上らなければなりません。

f:id:kusagami:20180429095525j:image

2つの公園の橋渡し的な坂なので、つまりコースを一周する間に、写真のような坂を2回ほど上る必要があるのです。

一周4.3kmのコースでフルマラソン(42km)なので10周弱。

合計で2×10回ほどの試練でした。

後半のキツさは筆舌に尽くしがたかったです…。

 

そんな飴(タータントラック)と鞭(心臓破りの坂)のコースで、フルマラソンを走った結果。

 

(ドラムロール)

(ジャン!)

 

恐れ多くて言葉に出来なかった「サブ3.5」を無事に達成することが出来ました!

f:id:kusagami:20180429094143p:image

超ガンバリマシタ(白目)

           ↓

  • 3:28’00”(熊谷マラソン)(笑)

自己新を15分も更新です(๑•̀ㅂ•́)و✧

公式の大会ではないので証拠は上のスクショだけですが(笑)

 

サブ3.5という記録は、もちろん嬉しいです。

それ以上に、今後のランニングが有意義になる結果(データ)を得られた事が、今回の自主練の最大の成果です。

 

トイレに一度も行かなかった。

鹿児島マラソンでは6〜7回もトイレに行きました。

トイレ一回につき一分のロス。

合計6〜7分のタイムロスです。

この「長距離を走ると何度もトイレに行きたくなる」病は、初フルの前、今年頭ぐらいからの悩みでした。

何とか改善したいと考えた結果。

出した答えは「コーヒー」でした。

利尿作用と言えばコーヒー。

コーヒーを我慢すればトイレに行く回数が減るだろうという理屈の元に、この3ヶ月間ほどコーヒーを極端に控えていたのですが、どうやらビンゴっぽいです。

大好きなコーヒーを控えるのはツラいので、とりあえず「一日一杯まで」を守ろうと思います。

(それまで一日4、5杯飲んでた)

 

用意した補給食で十分足りた。

今回の一番の成果(データ)はこれです。

今回は自主練なので、自分で用意した補給が全てです。

鹿児島マラソンの時に自分で用意したものと、ほぼ同じ補給食 & 水分を用意しました。

f:id:kusagami:20180430112517j:image

(でーんでーんでーんでんでん♬)

 

鹿児島マラソンでは、運営側が用意してくれたエイドステーションをたくさん利用したので、自分で用意した補給で本当に十分なのかわかりませんでした。

ハンガーノック(給水不足&補給不足によるエネルギー切れ)が起きて走れなくなる恐怖もありましたが、例えそうなっても「足りない」というデータが取れるから満足でした。

それが「足りた」のです。

完走した時、サブ3.5達成に加えて「よっしゃ! 足りた!」とガッツポーズをしたぐらいです。

あるいは「まだ多い」可能性も残ってます。

あ、そう言えば。

f:id:kusagami:20180429224258j:image

(鹿児島マラソンの補給)

今回、ウィダーインゼリーを新たに加えました。

ウィダーは必要なのか否か。

今回の走りで、いきなりウィダーを無くすのは少し怖いので。

羊羹を減らしたり、アミノバイタルのパーフェクトエネルギーをプロに変えたりしてみます。

これからも「補給食テスト」を兼ねた自主練フルマラソンを続けたいと思います。

 

想像以上に限界に耐えられた。

今回、とにかく膝の痛みが地獄でした。

初マラソンの鹿児島がハイキングだと思えるぐらいに。

原因は、前半のオーバーペース。

今回、自主的にフルマラソンを走ろうと思ったのには理由があります。

「たぶんキロ5’00”で30kmなら問題なく走破できる。もう少し頑張ってフルを走ってみよう」

つまり「キロ5’00”のペース走」が今回の練習テーマでした。

サブ3.5は、キロ5’00”弱ペースで達成できます。

何万人も集まる大会と違って最初から最後まで自分のペースで走れるから、それほど難しいことじゃない…はずだったのに。

(以下、全ペース記録)

f:id:kusagami:20180429103027p:imagef:id:kusagami:20180430114129p:imagef:id:kusagami:20180430114037p:imagef:id:kusagami:20180430114138p:imagef:id:kusagami:20180430114143p:image

1km → 4’11”

2km → 4’18”

最初の2kmは「フルを走るって言ってんだろ! 頭おかしいのか、お前は!」と自己ツッコミしたくなるペース。

さらに13km地点まで、ほぼキロ4’30”ペースで走ってます。

何を考えていたのか、今ならば何となくわかります。

初めてのコースでビビってペースを落としたくない…そんな理由からペースが上がっていた可能性が大です(←他人事)

ちなみに、このペースでフルマラソンを走ると3時間10分を切れます。

 

(ヾノ・∀・`)ムリムリ

 

限界は二回に分けてやってきました。

最初は14km付近。

ここでペースを(キロ5’00”以上にまで)落としていれば、あるいは後半の地獄は緩和されたかもしれません。

一度立ち止まってストレッチをして再スタートをしましたが、身体は正直で、ジワジワとペースが落ちてきます。

 

そして二回目の(本当の)限界は27km付近。

ずっとトレーニングを続けてきたし、もしかしたら、このペース(キロ4’30”)でも耐えられるのではなかろうか、もしかすると凄い記録が…なんて甘い期待を「あほか(笑)」と鼻で笑うかのような膝の激痛。

あと15kmも残ってるかと思うと、正直、もう無理でした。

むしろ、よくここまで持ったものです。

気がつくと、下半身の筋肉という筋肉、関節という関節が痛みに襲われました。

痛くないのは足の裏ぐらいです。

特に膝の痛みが耐え難くて、泣きそうになりました。

…公式の大会ではないのだから、ここで中止しても誰も責めないよ?…

「天使の自分」が囁きかけます。

うん、でも、もうちょっとだけ。

本当の本当に限界が来るまで。

頑張ってみる。

そんな(良い意味で?)悪足掻きを可能にしてくれたのが「ミカエル走法」(正しくは大転子ランニング)でした。

ミカエル走法の最大の武器は、正しく行うと膝(から下の関節全て)の痛みが激減するということです。

その効果は絶大でした。

痛みは耐え難くても。

フォームさえ守れば走れます。

まだまだ走れます。

自分でもビックリです。

 

「いけるいける」

「その1秒を削り出せ」

 

どこかで聞いた台詞を、何度も何度も何度も自分に言い聞かせながら。

2km毎にやって来る坂道は、気持ち的には完全に垂直の壁でした。

それでも登ります。

足は前に出る。

だから走れる。

実は坂よりもキツかったのはカーブです。

真っ直ぐ走ることには耐えられても、カーブで片足に体重がかかることに耐えられません。

カーブの度に、速度を落として、顔を歪めて必死に耐えました。

ペースを落とした事で、じわじわと膝が痛みに慣れてきて「人間の身体って凄い…!」と思ったものです。

 

そして運命の残り7km。

 

サブ3.5達成まで残り45分。

「あれ? 意外と時間あるぞ…?」

残り30分ぐらいだと思っていました。

想像以上に時間が残っています。

つまり前半の貯金が残っていたのです。

ふらふらの頭で計算しました。

ざっくり計算で「キロ5’00”強までペースを上げれば達成できる」と気付いた時。

覚悟が生まれました。

 

何が何でもキロ5’00”で走る。

 

ほんの少しペースを上げるだけで、膝に新たな痛みが生まれて「ぐぬぅ」と声が漏れます。

もう何も考えずに走りました。

沿道の花からクマバチが飛び出して来て並走してくれました。何匹も。

たぶん「頑張れ!」と応援してくれたのでしょう(←痛みで意識が朦朧としている)

そんな頑張りに身体が応えてくれたのか。

気がつくと、キロ5’00”を切るペースで走っている自分がいました。

 

そして。

42kmの通知。

2800m看板の横でした。

3000m看板まで走って。

ゴール。

スマフォをチェック。

 

【 距離 42.29km / 時間 3:28’41” 】

 

目  標  達  成。

 

っっし!!!!

腕など上がるはずもなく(笑)

心の中でガッツポーズ。

走るのを止めて改めて気付きました。

よくこんな足で走れたな、と。

骨折でもしてるのでは?と思うぐらい足が限界でした。

もう一歩も走れません。

歩くことすらままなりません。

座ったら最後、2時間は立ち上がれないのは明らかなので、腰の悪い年寄りみたいな足取りでスタート地点まで(1300mを30分かけて)戻りました。

 

満面の笑みを浮かべながら。

 

こうして「初めての自主練フルマラソン」は幕を閉じました。

めでたしめでたし。

 

ゴールして、まず頭に浮かんだのは「これが初フルマラソンのイメージだった」でした。

オーバーペースでスタートして、折り返し地点ぐらいで身体に限界が来て、それでも棄権だけは嫌だから懸命に足を動かして、這々の体でゴール。

ある意味で「初マラソンに期待していたイメージ」を、こうして実際に体験したことで、やっと本当の意味でフルマラソンのデビューを果たした気分です(笑)

 

まとめ。

目標を達成しました。

記録的には100点満点です。

でもレース展開という意味では40点です。

棄権せずに完走した頑張りに40点。

もし最初からキロ5’00”のペースを守って走っていれば、鹿児島マラソンのように後半にスパートをかけられたでしょう。

あるいは3時間20分くらいのタイムが出ていたかもしれません。

次は、楽にサブ3.5を達成してみせます✧\ ٩( 'ω' )و //✧

 

良かったこと、悪かったこと。

3時間半の間に得たものは沢山あります。

それをまとめた今回の教訓。

 

どんなに身体の調子が良くても。

事前に用意したレース計画は守ろう。

その方が、きっと記録は出る。

 

走るって楽しい。

 

See you next Running.