くさがみのたくらみ

継続は信頼ナリ(by コロ助)

ケニアドリルと、Aスキップと、骨盤の角度。

さがみの「く」は、

くじけない!の「く」

( 」゚Д゚)」

(↑冒頭の挨拶文を迷い中)

 

骨盤は前傾しましょう。

後傾しないように気をつけましょう。

 

ランナーならば一度は耳にする、この骨盤問題。

その理由も、本やトレーナーによって様々です。

先日、身をもって「理由」を体験しました。

整理するために書き残します。

 

さて。

2週間ほど前に腰を痛めました。

困ったことに、過去に何度かギックリ腰をやらかしているガラスの腰です。

めちゃくちゃ身構えましたが、どうやら軽い寝違えレベルで大事には至りませんでした。

 

痛みがある内はRUNは控えます。

完治するまで、だいたい1週間ほどかかりました。

ギックリ腰の苦悩はよくわかっています、ええ。

あの痛みは二度とゴメンです、はい。

 

だんだん腰が楽になってきた、ある日のこと。

痛みの出処と言うか、腰痛発生のメカニズムを知ることは出来ないだろうか。

そんな疑問が生まれました。

そこで完治の直前、試しに痛みが残る腰に負荷をかけてみることにしました。

 

痛みは、フォーム改善の絶好のチャンス。

それが私のモットーです。

 

ただ走るよりも、もっと明確な負荷を。

そこで、ケニアドリルを試すことにしました。

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https://youtu.be/aR2MyqYs1pA

普段、この中から4種類ほどチョイスして重点的にやっています。

 

以前、このドリルをやり過ぎて、下腹部が酷い筋肉痛になりました。

完治までに半年。やり過ぎが原因です…。

自分の下腹部(の筋肉)が、ただただ弱過ぎました。

再び、あんな酷い筋肉痛になるのは怖いけど、効果は間違いない、だからやるべきだ……そう判断して、恐る恐る再開しました。

今では、やるほどに「走るために必要な筋肉を鍛えている」という実感があるので、これからも続けます。

個人的には、筋トレよりドリル推しです。

ドリルで思い出すのはグレンラガンよりもエイリアン9。再連載を希望します。切に。

 

閑話休題

 

腰の状態に注意しながら。

選んだドリルは「Aスキップ」

ご存じない方の為に簡単に解説すると、

腿上げをしながらのスキップ

です。

 

こちらの動画をご覧ください。

いつもわかりやすい動画を配信している、走れる介護士チャンネルさんです。

いつもお世話になってます(ペコリ)

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https://youtu.be/dNtAonm_6PI

これが「Aスキップ」です。

楽にやっているように見えるでしょう?

後半がキツいのなんのって、もう。

Aスキップってスプリンター向けだろ、自分の主戦場は10000mとかハーフとかフルマラソンだから、こんなドリルなんて必要ないっちゅーねん、なんて思っているランナーさんにこそ、やって欲しいです。

フォームに短距離も長距離もない、というのが持論です。

 

長くなりそうなので閑話休題

早速Aスキップによる検証を開始します。

 

前半は、普通にこなせました。

痛みもありません。

後半になって予想は的中。

急に「ピキッ」と鋭い痛みが。

まだまだ完治には程遠いです。

 

中止して動きの分析をします。

  • 急に痛みが出た。疲れか?
  • 前半と後半、動きに違いはあるか?
  • 前半は楽、後半はツラい。
  • 疲労で姿勢が変化してる?
  • あ、もしかして。

仮説を元に、再チャレンジ。

痛くない。痛い。

痛くない。痛い。

なるほどなるほど。

 

Q. E. D. 

 

走ると腰に痛みが出るのは何故か。

それは骨盤の角度が悪いから。

骨盤の後傾が、全ての原因でした。

腰の痛みが「間違いない!」と言っています。

 

痛みの出所が判明したと同時に。

よく「走る際に骨盤は前傾しましょう」と言われている理由も、説明できるぐらいに理解しました。

わかりやすく図にしましょう。

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今更ですが、縦書きなのに左から右に読ませようとしてますね……反省

 

地面(下半身)から反発を受ける際に、骨盤が後傾していると、図のように骨盤が「緩衝材」のような役目を果たしてしまい、力が上半身へ伝わりません。

試しに、骨盤を後傾させたままAスキップをやってみてください。

笑えるぐらい前に進みません。

それどころか地面からの反発を、腰が(全て)受け止める形になるので、それはもう過剰な負荷がかかります。

腰を痛めるのも当然です。

 

逆に骨盤を、しっかり前傾させるとどうなるか。

それも図にしてみました。


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痛くない上に、反発もしっかり上半身に伝わります。

いいことずくめです。

 

以上の理由から、多くのランニング本やランニング 系YouTuberさんと同じように、私も声を大にして言いいます。せーの、

 

\走る際に骨盤は前傾させましょう/

 

最後に骨盤前傾のコツを解説します。

  1. まず片足で立ちます。
  2. 上げた足(太もも)を地面と平行に。
  3. そのまま疲れるまで維持しましょう。
  4. だんだんフラフラし始めます。
  5. そこで意識して骨盤を前傾させます。背筋を伸ばして姿勢を正すイメージで。
  6. 安定したら、それが正しい骨盤の位置(前傾)です。軽く腹筋に力を入れると、なお安定します。

お試しあれ。

 

貴方のエイドステーションになりたい。

さがみでした。